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エンパスとは
テーマ:コラム
『相手の心を見透かせる』『日本人の5人に1人はいる』とも言われているエンパス。
そのスピリチュアル的なイメージから、実際をよく知らない方も少なくないのではないでしょうか?
この記事では、エンパスの特徴・HSPとの違い・代表的な7つの能力・対処法などについてもご紹介します。
エンパスについて詳しく知りたい、自分はもしかしたらエンパスかも、と思っている方にエンパスの実際を詳しく解説していきます。
【エンパスとは共感力が高い人のこと】
エンパスとは、一言で言うと『共感力の高い人』です。
ただ優しかったり、相手に深く同情できるだけでは、エンパスの特性を持っているとは言えません。
エンパスの共感は、【他人の感情を自分のことのように受け取る洞察力】【その共感力のために自分自身が苦しむことがある】という特徴があります。
【エンパスの主な特徴】
エンパスの人は、エンパスならではの様々な特徴を備えています。
良くも悪くも沢山の特徴がありますが、『これこそエンパスだ!』と言える代表的な特徴は、主に3つです。
●相手の感情が直感的に分かり、自分のことのように理解できる
●良くも悪くも感情の起伏が激しい
●一人の時間が絶対に必要だけど、孤独が好きなわけではない
【エンパスとHSPの共通点・違いについて】
エンパスと似た特性として、『HSP』と言う言葉を聞いたことはありませんか?
人より繊細で刺激に敏感な人のことをいいます。
両者の明確な違いは定義されていませんが、エンパスとHSPは、似て非なるものです。
●HSPの中にエンパスがある
●エンパスは『感情』に敏感、HSPは『五感』に敏感
●エンパスは主観や感覚・目に見えないものを感じ取る
●HSPは客観的な情報・目に見えるものを重視する
【エンパスの代表的な7つの能力・相性の良い仕事】
エンパスは主に7つの能力に分類できるとされています。
同じエンパスでも、その能力や力の大小は千差万別です。
エンパスの代表的な7つの能力のご紹介と、その能力を発揮できる相性の良い仕事について補足をしていきます。
●身体直感型(相手の身体のことが直感的に分かる)●
身体直感型は、相手の身体に起きていることを直感的に理解することができます。
相手と会話をしなくても、『相手の身体のどこが不調なのか?』『身体の不調に対して何を求めているのか?』といったことを容易に察知できます。
非言語的なコミュニケーション能力に長けているため、【赤ちゃんや動物など、言葉を介さない仕事】【リハビリの仕事(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)】【医療・介護系の仕事(看護師・介護士)】などに向いています。
●身体一体型(相手の身体のことを自分のことのように感じる)●
身体一体型のエンパスは、相手の身体に起きている痛みや不調を、まるで自分のことのように感じる力があります。
『病院に行くと落ち着かない・気分が悪くなる』という経験のある人は、身体一体型の能力を備えているかもしれません。
相手の身体の不調を実体験のように感じられるため、【セラピスト・マッサージ師】に向いています。
●感情直感型(相手の感情が直感的に分かる)●
一般的なエンパスのイメージは、この『感情直感型』でしょう。
感情直感型のエンパスは、相手の何気ない仕草・口調・表情などから、感情を直感的に察知できます。
洞察力に優れているため、【臨床心理士・占い師】など、精神的なサポートを行う仕事に向いています。
●感情一体型(相手の感情を自分のことのように感じる)●
感情直感型と違い、相手の感情と同化することで内面を察知するタイプが『感情一体型』の特徴です。
『怒られている人を見ると、まるで自分が怒られているように感じる』といった経験がある人は、感情一体型のエンパスと言えます。
感情一体型も、相手の心の悩みと向き合う仕事に向いていますが、その悩みを自分のことのように感じてしまうため、必要以上につらく感じてしまう時もあります。
●精神性直感型(相手の精神性が直感的に分かる)●
身体型や感情型と違い、目に見えないものに対する共感能力が高いエンパスは、『精神性直感型』に当てはまります。
パワースポットに癒される、神社巡りが好きなど、目に見えない存在を直感的に理解し、受け入れる力があります。
精神性直感型の能力が活きる仕事は多くはありませんが、スピリチュアルに関心が深く抵抗も少ないことから、【神主や巫女さんなど、神様と縁の深い仕事】【パワースポットなどの観光地を案内する仕事】などは、自身のエンパスの特性を存分に発揮できるでしょう。
●精神性一体型(相手の精神性を自分のことのように感じる)●
目に見えない存在を直感するだけでなく、その存在を身近に感じたり、まるで一体化するかのような感覚に包まれる人は、『精神性一体型』に分類されます。
エンパスの中でも最もスピリチュアルな能力であり、【霊感を使うタイプの占い師】は、精神性一体型の方が多いとされています。
●知性共感型(相手の知識や思考プロセスを追体験する)●
身体でも感情でもなく、相手の『思考』を読み取ることが得意な人は、『知性共感型』のエンパスに該当します。
偉人が好き、芸術作品が好きなど、学ぶこと自体が好きだったりその能力に長けている人が多いとされています。
【教師・セミナー講師】など、自分の知識を他人に教える仕事は、知性共感型の天職です。
【エンパスを楽にする対策・対処法】
ここまで、エンパスの特徴やHSPとの違いを解説してきました。
『やっぱり私ってエンパスなんだ…』と自覚した方も多いでしょう。
しかし、エンパス体質だと分かっても、他人に理解してもらうのは難しいものです。
エンパスに悩まず生きやすくなる方法をご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。
●リラックスできることを見つける●
エンパスの人は自分の中に疲れやストレスを溜め込みがちです。
イライラした時や悲しい時、不安な時は深呼吸して落ち着くことが大切です。
日常生活に少しでもリラックスできることを探しておくことで、生きづらさや疲れを軽減できるはずです。
入浴やヨガ、アロマなど何でも良いのでリラックスできることを見つけてみて下さい。
●向いてる仕事を副業にする●
エンパス体質の人は、他人の感情や周囲の雰囲気に影響されてしまいます。
そのため、一人で黙々と作業できる仕事や、感性をぶつけられるクリエイティブな仕事が向いています。
上記でご紹介した、タイプ別の仕事を参考にしてみましょう。
『生きづらい…辛い』と感じたらエンパスかもしれません。
エンパスには明確な定義がなく、また病気でもないため誰にも診断できず、『もしかしてそうかも…?』という不確かな自覚しかできません。
また、同じエンパスでも様々な能力があり、その能力にも人それぞれの強弱があるため、他人に『自分はエンパスだ!』と打ち明けにくく、その辛さを理解してもらえないこともありますよね。
しかしエンパスとは、あくまでその人の特性であり、個性の一つに過ぎません。
人間の性格が十人十色であるように、エンパスも自分の見方次第で、長所にも短所にもなります。
エンパスであることを長所と捉えて、その能力を自分や他人の幸せのために使えたら、エンパスは最高のギフトになると思います。
曼荼羅アーティスト Petit Piano