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木を見て森を見ずとは

テーマ:コラム

【木を見て森を見ず】というのは、物事の一部や細部にばかり意識が向いて、物事の全体を見失っていることですが、『木を見て森を見ずになりやすい人の性格・特徴』にはどのようなものがあるのでしょうか?

『木を見て森を見ずのビジネスを改善する考え方・仕事への応用』も含めて、色々な観点から詳しく解説していきます。


◆【木を見て森を見ず】ということわざの意味について◆

一部にばかり意識が向かってしまい、物事の全体を見失ってしまうことを意味しています。

目の前にある一本一本の木に注意が向けられることによって、『木=部分』が集まっている『森=全体』を認識することができなくなるのです。

あるいは、物事の一部分や細部といった大して重要ではないところにばかり気を取られて、『物事の本質・大切な部分』が見えなくなっていることを意味しています。

『木を見て森を見ず』という状態になってしまうと、視野が狭くなって物事の全体を見通すことができなくなり、重要な意思決定ができなくなります。

『木を見て森を見ず』で本質的な問題や状況に目を向けることができなくなると、本来の目的を達成することができなくなったりしてしまうのです。


◆【木を見て森を見ず】の由来◆

『木を見て森を見ず』ということわざの由来は、【You cannot see the wood for the trees.】を日本語に翻訳したものと言われています。

この英語の直訳から転じて、目の前にある一本一本の木だけに注意を向けていると、『木=部分』が集まっている『森=全体』を認識することができないという意味が生まれたのです。

『木を見て森を見ず』ということわざから学ぶべき教訓は、『木=重要ではないもの・本質的ではないこと』の一部分に注意をとらわれずに、『森=重要なもの・本質的なこと』の全体を認識するようにしなさいということです。


◆木を見て森を見ずになりやすい人の性格・特徴◆

目先の利益や目前の損得だけにとらわれやすい

長期的な目標設定がなくて短期の目標・利益だけを目指している

理性的に物事を考えずにその場の感情・気分に従って動いている

自己否定感が強くて自暴自棄になりやすい

利己主義(エゴイズム)や自己愛が極端に強い

全体のバランスや最終的な結論を軽視してしまう


◆木を見て森を見ずのビジネス状況を改善する考え方・仕事への応用◆

専門化・細分化による企業組織全体的なパフォーマンス低下を改善する

短期的利益ばかりにこだわりやすいビジネスの近視眼的な目標設定を改善する

派閥グループによるセクショナリズムの弊害を排除する

新入社員の視野狭窄な働き方を指導とコミュニケーションで改善する


『木を見て森を見ず』ということわざについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

木を見て森を見ずになりやすい人の性格・特徴として、『目先の利益や目前の損得だけに囚われやすい』『利己主義(エゴイズム)や自己愛が極端に強い』などがあります。

木を見て森を見ずのビジネス状況を改善する考え方・仕事への応用には、『専門化・細分化による企業組織の全体的なパフォーマンス低下を改善する』『派閥グループによるセクショナリズムの弊害を排除する』などがあります。

木を見て森を見ずの正しい使い方や成り立ちを知って、理解を深めていきましょう!


曼荼羅アーティスト Petit Piano