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ギフテッドの特徴
テーマ:コラム
ギフテッドには神からの贈り物という意味があります。
生まれつき類稀な能力を持っているギフテッドの子供達の特徴は、以下のようなものがあります。
◆ギフテッドの定義◆
一般的にギフテッドとは、IQ130以上の人のことを言います。
IQの平均値は90~100ほどで、基準値は100と言われています。
IQ110~130の人は優秀な傾向が見られ、IQ130を超えると『非常に知能が高い人』だと判断されます。
ギフテッドの出現率は2%(50人に1人)と言われているので、生きていればギフテッドと呼ばれる人に遭遇する可能性もありそうですね。
子供の場合、『WISC-IV』と呼ばれる知能検査によってIQを測ることができ、発達障害を診断する際にも用いられる検査です。
◆ギフテッドの子供の特徴◆
乳児期から並外れた注意深さがある
言葉が早い(大人のような言葉を使って理論的に話をする)
おしゃべりで早口な子も多い
好奇心が旺盛(様々なことに関心を持ち、知識欲が強い・大人が驚くような質問をする)
学習の飲み込みが早く、考えを素早くまとめられる
並外れた記憶力と理解力(駅名や国旗などをあっという間に覚える・数や図式に関する問題を簡単に解く)
高い集中力(興味を持ったものや疑問に思ったことに夢中に取り組む・集中力は芸能や運動の分野で発揮されるケースもある)
体と心、知的能力の発達がアンバランス(体や心の発達は年相応でも知能は年齢以上に発達するため、同年代の子供と話が合わない場合がある)
繊細,感受性が強い・敏感な感性
一度聴いた音楽を覚えてリズムをとる
年齢に対し並外れた豊富な語彙と複雑な文章構成ができる
単語のニュアンスや隠喩、抽象的なアイディアへの高度な理解力がある
問題を解くのを楽しむ、特に数字やパズルの問題が好き
未就学児のうちに読み書きを独学することが多い
深く、激しい感情を持ったり反応をしたりする
考え方が抽象的、複雑、論理的、洞察に満ちている
幼い頃から理想論や正義感がある
政治問題や社会の不平等に関心がある
長期の注意持続時間
自分の考えに耽る一空想家
少しの練習で基本スキルを素早く習得する
少し習っただけで学習を理解し、次々と難しい課題をクリア
小学校で高校レベルの問題を解く
詳細を探るような質問をする
幅広く関心を持つ(もしくは、一つの分野に極端に集中する)
非常に発達した好奇心
試したり、違う方法で行ったりすることに興味を持つ
通常使わないような方法で考えや物事をまとめる
頭の切れる、または、特徴的なユーモアセンスがある
ゲームや複雑な図式を通して、人や物事を系統立てたがる
鮮明な想像力がある(未就学児期に空想の友達がいる)
このような才能や能力は努力して身につくものではない
◆ギフテッドを理解しよう◆
ギフテッドは主に、特定の学問や知性、創造性、リーダーシップ、芸術性、運動能力のいずれかで、突出した才能を持つとされています。
どの分野で才能を発揮するか・どのような学問で高い学習能力を持っているかは、それぞれ違います。
算数は桁違いの理解力があっても文章を読むのは苦手、漢字を覚えるのは得意だが作文が書けないなど、得意な分野が偏る場合があります。
また、興味のないことには放棄してしまう子、何でも完璧にこなしたがる子など、大きな個人差があります。
そのため、ギフテッドの子供が才能を発揮するためには、個性を尊重し、それぞれに合った学習環境が必要になります。
曼荼羅アーティスト Petit Piano