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サイコメトリーとは

テーマ:コラム

【サイコメトリー】とは、『計量心理学』や『超能力の一種』とされています。

テレビ番組で事件捜査などを行う際に、【サイコメトラー】を起用している場面を見たことがありませんか?

時計や写真など特定の人物の所有物に触れて、そこから所有者に関する情報を読み取る心霊的な行為です。

ある実験によれば、男性10人に1人、女性の4人に1人がこの能力を持つといわれています。


この能力は【透視】の一種とされ、かつて存在した人間の記憶がにおいと同様に周囲の事物に残るとする【超心理学的仮説】に依拠しています。

EPSカードによる透視能力実験などはこの応用であり、近年ではサイコメトリーを用いて犯罪現場の遺留品から犯人や被害者の行方を探る試みも、英米で行われています。


【サイコメトリーとは、計量心理学や超能力(透視能力)の一種】

サイコメトリーとは、心理学と統計学を融合した【計量心理学】という学問です。

あるいは、人体や物に宿る残留思念・記憶を読み取る超能力・透視能力の一種とも解釈されています。

とはいえ、サイコメトリーの定義は明確に決まっていません。

サイコメトリーを超能力と定義するにしても、その科学的な根拠があまりに少ないというのが実状なのです。


【サイコメトリーとは、サイコメトラーのもつ超能力・透視能力】

サイコメトリーとは、サイコメトラーに備わる超能力・透視能力ともいえます。

世界中で初めて『サイコメトリー』という言葉を使い出したのはアメリカ人です。

1814年から1899年までの間に、アメリカの神霊研究家であったジョセフ・ローズ・ブキャナン氏が、サイコメトリーという言葉を提唱したことがきっかけです。


●サイコメトリー…『psyco(精神・霊魂)』+『metry(測定法)』

●サイコメトラー…『psycometry』+『er(~従事する人)』


このように、【サイコメトリー】は2つの単語の複合語として成り立っています。

そのため、直訳すると『精神の測定法』という意味合いになります。

ここから派生し、人体や物に宿る残留思念・記憶を読み取る超能力・透視能力という意味に変化していったわけです。

また、【サイコメトラー】はサイコメトリーの接尾語として成り立っています。

直訳すると、『精神の測定法に従事する人』。つまり、【サイコメトリーの能力者】ということです。

ジョセフ・ローズ・ブキャナン氏がサイコメトリーを提唱して以降、その概念はアメリカの他、オランダ、南アフリカなどの学者・研究者の間でも広く浸透していきました。


【サイコメトリーを活用した分野】

●心霊考古学●

サイコメトリーを活用する代表的な分野は、【心霊考古学】です。

心霊考古学とは、サイコメトラーを起用して文明・遺跡・歴史など過去の出来事への研究を進めていく学問です。

心霊考古学に限らず、考古学の研究成果を上げるためにサイコメトリーを活用するという研究スタイルは、75年にわたって続いています。


●事件捜査●

警察が難解な事件捜査にあたる際にも、サイコメトリーは活用されています。

迷宮入りした事件の真相を突き止める、犯人を特定する、失踪者の居所を知るといったことに活用されるケースが多いのです。

過去に、『奇跡の扉』などのテレビ番組で、超能力捜査という名目でサイコメトラーを起用した事件捜査の流れが放映されています。


●SF漫画(書籍)刊行・SF映画の映像制作●

SF漫画・書籍・SF映画の題材としても、サイコメトリーが活用されています。

知名度のある作品としては、漫画『サイコメトラーEIJI』が挙げられます。

こちらは、講談社が出版元の『週刊少年マガジン』で連載されたほか、1997年~1999年にはドラマ化もしている作品です。


サイコメトリーとは、人間のもつ潜在意識が開花して初めて使えるようになる能力といえるのかもしれません。

そんなスピリチュアルな能力であるサイコメトリーは、今でも心霊考古学の研究・事件捜査・書籍・映像制作に活用されています。

こうした超能力・透視能力は存在しないと否定する人もいるでしょう。

それでも、各分野でサイコメトリーが活かされているということは紛れもない事実なのです。 


曼荼羅アーティスト Petit Piano