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アナグラム【名前に隠された神秘】

テーマ:コラム

アナグラムとは、ある語の文字の入れ替えによって異なる意味をもつ語をつくる言葉遊びのことです。

名前のような文字列の並び替えも【アナグラム】といいます。

そこには、人柄や目指す方向性など、秘められた生きるヒントが見えてくることがあるのです。

『姓名』は『生命』であり、『氏名』は『使命』である、つまり名前は私達の命のシンボルそのものであります。


【アナグラムから使命を読み解く】

名前は生まれる前に、『自分自身で』決めているのかもしれません。

名前には、スピリチュアルな意味が込められている、という説があるのをご存知でしょうか? 

自分の魂の使命にマッチしたものを、あらかじめ決めていて、それを両親や祖父母につけさせているのかもしれないのです。

その使命を自分で見つけて、今後の方向性を確認するということです。


【皇室に嫁がれたお二人の使命】

皇室に嫁がれたお二方のお名前を平仮名で上下に並べて書きます。


『おわだまさこ』

『かわしまきこ』


この平仮名の列を上下交互に読んでみて下さい。

1文字置きにジグザグに読んでも、お互いのお名前になるんです!

名前にこのような法則があることから、お二方は【陰と陽】で対になる運命だといわれています。

皇室に嫁ぐというのは、極めて稀有な運ですが、そうした稀有な運は、生まれる前から既に決まっていたということの証のようです。


人間は、自分が今世で成し遂げたいと決めた使命(氏名)や、課題などを、あらかじめ決めてから生まれている、ということです。

しかし、成し遂げるべきゴールは決まっていたとして、そこにたどり着くための方法やルートは様々であり、それをどのように変えていくかは、自分次第だということです。


【アナグラムとしての『いろは歌』】

日本で最も有名なアナグラムの最高傑作といわれるのは、『いろは歌』です。

いろは歌は、七五調の韻文として作られており、日本語表記に使う平仮名47文字(あ~を)を、重複させずに全て使って意味のある歌にしたもので、これは他の言語ではできないといわれています。


●いろは歌●

いろはにほへと ちりぬるを

わかよたれそ つねならむ

うゐのおくやま けふこえて

あさきゆめみし ゑひもせす


【いろは歌は悟りの歌】

いろは歌は、仏教の経典【涅槃経】(ねはんぎょう)の一部を詠った歌だという説が広く信じられているそうです。

以下にその意味をご紹介します。


●『いろはにほへと ちりぬるを』→『色は匂へど 散りぬるを』

『香り豊かで色鮮やかに咲き誇る花も、いずれは散ってしまう』という意味で、【諸行無常】(しょぎょうむじょう)を表しているといわれています。


●『わかよたれそ つねならむ』→『我が世誰ぞ 常ならむ』

『この世に生きる誰しもが、いつまでも生き続けられるものではない』という意味で、【是生滅法】(ぜしょうめっぽう)を表しているといわれています。


●『うゐのおくやま けふこえて』→『有為の奥山 今日超えて』

『無常で有為転変の迷い、その奥山を今乗り越えていく』という意味で、【生滅滅已】(しょうめつめつい)を表しているといわれています。


●『あさきゆめみし ゑひもせす』→『浅き夢見じ 酔ひもせず』

『悟りの世界に至れば儚い夢を見ることなく、仮想の世界に酔うこともない安らかな心境である』という意味で、【寂滅為楽】(じゃくめついらく)を表しているといわれています。


【諸行無常 是生滅法】【生滅滅已 寂滅為楽】の悟りの歌の教えを見事に47音で表現されているのです!


【作者は不明】

いろは歌の作者は不明です。

【空海】が有力だといわれているものの、詳細は謎が多いです。

他にも柿本人麻呂や源高明が作ったという説もあるのですが、これも確かな証拠はありません。


【いろは歌の謎】

いろは歌は、キリスト教の暗号文だったという意見もあります。



いろは歌をクロスワードのように配置すると、左上と左下と右下の3文字からなる【イエス】が浮かび上がります。

そして、角を読み続けると【イエス】の後は【しと】になっています。

つまり、神から使わされた使徒イエス、という言葉で【いろは歌】を囲いまとめているのです!

また、右一列の【とかなくてしす】(咎なくて死す)という文章になっているのも不可解だと考えられているようです。

いろは歌には【罪もなく死んだイエス・キリストはその後に神になった】というメッセージがあるのだとか、ただ、信憑性は確かではありません。


いろは歌は、しっかりとした意味の通った奇跡の歌だったんですね。

これからさらなる事実が見つかるかもしれません。


曼荼羅アーティスト Petit Piano