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過去世・カルマの意味
テーマ:コラム
過去世・カルマとは、それぞれ『前世』『業』という意味合いをもちます。
そんな過去世・カルマへの理解を深めていくことで、現世での自分の生き方に対する新たな気づきを得られるでしょう。
【過去世・カルマの意味】
●過去世の意味●
過去世とは、『前世』や『今よりも前の時世』のことです。
厳密にいえば、あなたの魂が現世に輪廻転生してくる以前の時世といえます。
これまでに私達は、何度となく【輪廻転生】を繰り返して『別の肉体』に生まれ変わっています。
つまり、肉体の寿命が来るたびに魂の宿る場所が変わっているのです。
そうして、輪廻転生を繰り返すたびに増えていく時世を【過去世】と呼び、ほとんどの方が既に無数の過去世をもっています。
●カルマの意味●
カルマとは、『業』のことです。
業とは、過去世で自分がとった行動の対価として生まれる現象を意味します。
簡単にいえば、過去世から続く『未達の課題』『宿題』なのです。
とはいえ、カルマは目に見えるものではありません。
あるいは、誰かから提示される機会も滅多にないでしょう。
そういった意味合いでいうカルマとは、『自力で気づいて解消すべき魂の課題・宿題』ともいえます。
あなたの身に降りかかる出来事の中からカルマを探して解消すべきなのです。
【過去世・カルマがもたらす現世への影響】
過去世の記憶・カルマは、『魂』に刻まれています。
それも意識(顕在記憶)ではなく、無意識(潜在意識)の中にインプットされているのです。
また、無意識の中に記憶された過去世・カルマは現世に影響を及ぼします。
ここからは、過去世・カルマがもたらす現世への影響を詳しく見ていきましょう。
●思考への影響●
過去世の記憶・カルマは現世のあなたの思考に影響を及ぼします。
例えば現世のあなたが、『何事も独りで行うべきだ』という考えの持ち主だったとしましょう。
しかも、その思考を生むきっかけとなる出来事が現世になかったとします。
その場合、独りを良しとする思考は、過去生の記憶・カルマに影響されて根付いたものだといえます。
人の思考は『現世での経験』に基づくものとされていますが、過去世の記憶・カルマに影響されて生まれる価値観・考え方も少なからずあるのです。
●感情への影響●
過去世の記憶・カルマは現世のあなたの感情にも影響を及ぼします。
現世のあなたに『抱きやすい感情』があるとすれば、過去世の記憶・カルマの影響を受けているといえます。
現世で『人が嫌い』という感情が強いのだとすれば、過去世でいじめ・ハラスメントなどを受けたのかもしれません。
あるいは、現世で『根っからのマイナス思考』なのだとすれば、過去世は自信を喪失するような環境の中で生きていたのかもしれないということです。
●引き寄せる現象への影響●
過去世の記憶・カルマは現世のあなたが引き寄せる現象にも影響を及ぼします。
例えば、他人に優しくしているにもかかわらず、不運が続いていたとしましょう。
一般的な『引き寄せの法則』から考えれば、他人に優しくすれば自分も幸運になれそうなものです。
それでも不運が続く場合は、過去世の記憶・カルマが関係しているといえます。
とはいえ、カルマは解消するために用意された魂の課題なので、引き寄せる現象については神経質に心配する必要はありません。
現世のあなたへの試練として不運が続く場合もあるのです。
仮に過去世の記憶・カルマの影響で不運が続いたとしても、善行を続けるうちにカルマは解消されるでしょう。
【カルマの法則(因果応報)】
カルマの法則とは、仏教では【因果応報】といいます。
因果応報(カルマの法則)は、悪いことをすれば悪いことが返ってきて、良いことをすれば良いことが返ってくるという法則のことをいいます。
どのような形であっても、『自分の行いは自分に返ってくる』という思想が【カルマの法則】です。
カルマの法則は悪いことに対して作用しやすく、特に下記の7つの原因によって不幸を引き寄せやすいです。
●人の悪口をよく言う
●浮気・不倫・略奪をしたことがある
●身勝手な中絶をしたことがある
●悪意ある嘘を吐く
●いじめをしたり見て見ぬふりをしたことがある
●お金のことばかり考えている
●前世で悪行を働いていた
ですので、これらを控えるだけでも、人生は大きく好転します。
あなたの魂は、現世よりもずっと前の『過去世』から存在しています。
また、時世を超えて魂に記憶され続ける『魂の課題(カルマ)』は、現世にも影響を及ぼすのです。
過去世から続くカルマを神経質なまでに気にする必要はないものの、『自分のとった言動に見合った現象が起こる』ということは覚えておきましょう。
曼荼羅アーティスト Petit Piano