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デザイナーの種類

テーマ:コラム

デザイナーの活動する業界は多岐に渡るため、活動内容によって求められる知識やセンスも少しずつ異なります。

どのデザイナーにも共通して言えることは、『クライアントや依頼者の求めに応じたデザインを考案する仕事』ということです。


◆グラフィックデザイナー◆

グラフィックデザイナーは、ポスターや雑誌の広告・フライヤー・商品のパッケージなど、主に印刷物をデザインする仕事です。

実際の制作では、企画内容や商品のコンセプト・ターゲット顧客層に合わせたデザインを考案する他、ポスターなどのデザインによっては、イラストレーターやコピーライター達とチームでデザインを作ることもあります。

広告代理店や制作プロダクション・企業の商品開発部や宣伝部に社員として勤めるケースが多いですが、フリーランスとして活躍する方もいます。


◆Webデザイナー◆

Webデザイナーは、様々なWebサイトのデザインを行う仕事です。

Webサイトの見栄えだけではなく、そのサイトの目的やコンセプトを考慮し、ユーザーにとって、どこに何があるか、分かりやすく使いやすいデザインの作成をすることがWebデザイナーに求められます。

一般的に、Webディレクターを中心にプロジェクトチームを組み、他の業務を果たすスタッフと連携して1つのWebサイトを作成することになります。


◆CGデザイナー◆

CGデザイナーは、二次元や三次元のコンピューターグラフィックス(CG)を制作する仕事です。

まずは『モデリング』と呼ばれる、元のデッサン画からコンピューターに形状データを起こす作業を行います。

モデリングデータを画面に配置したのち、光源や陰影・動きや効果を加えてリアルな画像を作成します。

CGデザイナーは映画やゲーム・アニメなどの映像作品の他、建築物や機械の設計など、活躍分野は多岐にわたります。

会社に所属する方も多くいますが、経験を積んでフリーとして独立するケースも多くみられます。


◆ファッションデザイナー◆

ファッションデザイナーは衣服や靴・バッグなどファッションに関するアイテムをデザインする仕事です。

そのファッションアイテムのユーザーはどのような人物で、どのような場面で用いられるかといったコンセプトの企画に始まり、いくつも試案のデザイン画を描いて、具体的な形を作っていきます。


◆ゲームデザイナー◆

ゲームデザイナーは、家庭用ゲーム機やソーシャルゲームなどの、キャラクターや背景・アイテム・作品内で使われるイラストなどをデザインする仕事です。

ゲームデザイナーの仕事は、主にゲーム内の絵を中心にデザインする場合や、ゲームの世界観やストーリー・ゲームシステムなど、ゲーム全般のデザインを決める場合など多岐にわたります。

なお、前者は『ゲームグラフィックデザイナー』と呼ばれることもあります。


◆UI/UXデザイナー◆

UIとはユーザー・インターフェースの略で、ユーザーがパソコン、スマートフォンなどを操作する際の表示や入力などを意味します。

UIデザインでは、パソコンなどの画面で操作しやすい表示やデザインを考えます。

一方、UXはユーザー・エクスペリエンスの略で、主にWeb上のサービスなどによって得られるユーザーの体験全般を指し、UXデザインでは、アプリケーションなどの使い心地の良さを追求して考えます。


◆DTPデザイナー◆

DTPデザイナーのDTPとは『Desk Top Publishing』の略で、パソコンで専用のDTPソフトを使い、雑誌や書籍・広告やポスターなど、印刷物のデザインから入稿データの制作までを行う仕事です。

専門学校でデザインを学んでから、出版社や印刷会社、広告制作会社などに就職するケースが多いです。


◆エディトリアルデザイナー◆

エディトリアルデザイナーは、主に雑誌や書籍から、ページの多いカタログやマニュアル類などの、本の編集とデザインを行う仕事です。

編集プロダクションやデザイン事務所に所属して、その本を制作する編集者やアートディレクターなどの指示を受け、誌面の美しさだけでなく、内容が読みやすく理解しやすいかなどを考慮してバランスの取れた誌面のデザインを行います。


◆インテリアデザイナー◆

インテリアデザイナーは、家屋や室内にある家具や装飾・照明など、内装全般の企画と設計に携わる仕事です。

個人の家だけでなく、店舗やオフィス・学校や美術館など、あらゆる空間のインテリアを担当します。

クライアントの要望に応じて、デザインコンセプトを作成し、空間全体の色調から造作・照明・音・温度に至るまで、総合的に監修し、空間を演出します。


◆プロダクトデザイナー◆

プロダクトデザイナーは、身近な生活用品や家電製品・家具や事務用機器・さらには自動車や飛行機などまで、あらゆる製品をデザインする仕事です。

主に工業製品をデザインする場合は『インダストリアルデザイナー』と呼ばれます。

デザイン画を制作するだけでなく、設計や生産・流通などの各工程にも関わり、技術者や販売・営業などのスタッフと連携して、製品の企画から完成に関わっていきます。


◆イラストレーター◆

イラストレーターとは、依頼主の要望に応じてイラストを描く仕事です。

雑誌や書籍・ポスターやカタログなどのイラストから、キャラクターの作成・小説の表紙や挿絵など、イラストレーターの仕事内容は多岐にわたります。

基本的に編集者や広告代理店など、依頼主の要望に添ったイラストを描くことが求められます。


◆これからデザイナーを目指すなら◆

これからデザインの仕事を始めたり、デザイナーとしての就職・転職を目指すなら、Webデザイナーがおすすめです。

Webデザインの仕事は自身のスキルとインターネット環境やパソコンさえあれば、働く場所の制約がない仕事でもあるため、ライフイベントの変化に動じず働き続けることができるという魅力もあります。


曼荼羅アーティスト Petit Piano