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占いの種類
テーマ:コラム
占いは大きく3つのカテゴリーに分類されます。
◆命術(めいじゅつ) ◆ト術(ぼくじゅつ) ◆相術(そうじゅつ)
そこからさらに細分化し、全部で20種類ほどの占いがあります。
それぞれの占いの特徴を見ていきましょう。
◆◇◆命術(めいじゅつ)◆◇◆
命術の『命』は、宿命や運命を意味します。
命術はその人の生まれた年月日をもとに占う方法です。
一般的によく知られているものでは、星座占いや、四柱推命があります。
●星占い
西洋占星術(せいようせんせいじゅつ)ともいわれます。
星占いと呼ぶ人もいるでしょう。
各12星座のもとに生まれた人の性格や相性、仕事の適性や恋愛運を占います。
陰と陽、火・地・風・水など、星座をグループ化して占う切り口もあります。
●四柱推命(しちゅうすいめい)
東洋占術の代表的な存在です。
年・月・日・時の4本の柱をもとに、その人の運命や宿命を占います。
十二支(子・丑・寅など)を使うことから、日本でもポピュラーな占いです。
●数秘術(すうひじゅつ)
数に秘められた固有の意味を軸とする占術です。
1から9までの1桁の数をもとに、その人の性格や運命を占います。
さらに、特別な意味を持つ『マスターナンバー』として11・22・33も登場します。
●九星気学(きゅうせいきがく)
方位盤を使い、運の良い方位、悪い方位を占います。
最終的には『こちらの方位に向かうと開運できる』など、相談者に明るい筋道を示せることから、占い師側にも人気があります。
●紫微斗数(しびとすう)
北極星(紫微)を中心とする星々を助けに運命を占う、古く中国で庶民に支持された占術です。
12の『宮(部屋)』の十二支を掛け合わせた144のパターンに分類されます。
●宿曜占星術(すくようせんせいじゅつ)
古代インドの密教と関わりの深い占いです。
日本には中国から、空海が伝えたといわれています。
その人の宿星を調べて性格や才能を知ったり、月の軌道を区分した27宿との位置関係をもとに未来の運勢などを占います。
◆◇◆ト術(ぼくじゅつ)◆◇◆
ト術の『ト』は、亀の甲羅を焼いた時にできるひびを表す象形文字です。
ト術は偶然にあらわれた象意から身近にある物事の吉凶などを占います。
●タロット
親しみやすく人気の高いカード占いの一つです。
全78枚のうち22枚のカードは『大アルカナ』と呼ばれ、愚か者・魔術師など、それぞれの意味を有します。
偶然的にあらわれたカードの種類や向きにより、この先起こることや、とるべき行動を解釈します。
●易(えき)
中国に古くから伝わる占術です。
変化する森羅万象に照らし、人生には様々な局面があり、その時々にあった英断が大切という信念に基づいています。
算木や筮竹(ぜいちく)、サイコロなどを使った占い方法も特徴です。
●ルーン占い
ルーンとは、昔ヨーロッパで使われていたゲルマン語の文字です。
まず、ルーン文字を刻印したストーンや木を用意します。
頭の中で質問を唱えながら、ルーンを袋から選び出したり、箱の中に落としたりして出現した文字からメッセージを受け取ります。
●トランプ占い
おなじみのトランプてすが、占いに使う時はジョーカーは取り除きます。
4種類のマークには幸運・成功などそれぞれの意味があります。
占いたいテーマにより使うカードの枚数や並べ方が異なります
●プチ・ルノルマンカード占い
トランプよりも小さなカードで、美しくシンボリックなイラストが印象的です。
重なることなく1枚に1つのイラストが描かれ、メッセージもイメージしやすいので占い初心者でも取り組みやすいでしょう。
●おみくじ
神社でひくおみくじのほかに、寺院特有の『観音みくじ』もあります。
手を清めて本殿または本堂の前で参拝し、気持ちを落ち着けておみくじをひきます。
時間帯は、『気』のよどみが少ない午前中が良いでしょう。
●ダウジング
ペンデュラム(振り子)やロッド(棒)を使い、その揺れ具合をもとに占います。
霊的なものは関係なく、アイテムの正しい使い方と感性を研ぎ澄ませる習慣を身につけることがポイントです。
◆◇◆相術(そうじゅつ)◆◇◆
相術は、目に見えるものから占うために、3つの占術の中では一番わかりやすいかもしれません。
●手相占い
手のシワだけでなく、手の厚みや温度、触り心地なども手相占いの判断材料です。
左手は生まれつきの先天的な資質、右手は現在の状況や未来の運勢などを占います。
手相は変わるものなので、定期的に相談する人もいるようです。
●人相占い
目鼻の形や位置、肌の状況などから、先天的な運勢と後天的な運勢どちらも占うことができます。
気持ちの持ち方や生活習慣を変えることで、人相を改善し運勢アップも期待できます。
●姓名判断
赤ちゃんの命名で意識することもある画数は、姓名判断の考え方です。
天運格、人運格など姓名の画数を『五運格』に分けて吉凶を占っていきます。
●風水
風水は中国で古くから伝わる学問の一つです。
住環境を整えることで、運気を上げ幸せを呼び寄せることができると説いています。
目に見えない影響の『理気』と、目に見える影響の『らん頭』の2つが揃うことが開運の秘訣です。
●夢占い
古代の人は、夢で見たことを神のお告げや予言として受け取っていました。
『吉夢』と『凶夢』を正確に見分けることで、開運に繋げたり不運を回避することができるでしょう。
●色占い
占いの世界で、色は人の内面を表すものと捉えます。
色占いは好きな色から性格や運勢を占う方法と、気になる色からその時の心理状況や吉凶を占う方法があります。
●紅茶占い
アフタヌーンティーが盛んなイギリスで、19世紀に流行した占いです。
午後のひと時、カップに紅茶を入れたら浮かんできた茶葉の形に注目しましょう。
犬・魚・雲・キノコなど、イメージされるそれぞれの象形に意味(占いの答え)があります。
神秘的な魅力に包まれた占いの種類や特徴についてご紹介しました。
悩んでいる時、迷っている時、占いは一歩前に進む手助けをしてくれるかもしれません。
物事を決断するには大きな勇気や覚悟が必要なこともあるでしょう。
そんな時、無限のエネルギーを秘めた占いの力を借りて、より良い未来への道筋を探してみるのも良いかもしれません。
曼荼羅アーティスト Petit Piano