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親が離婚するとなぜ子供の離婚率が上がるのか
テーマ:コラム

親が離婚すると子供の離婚率が上がる理由については以下のようなものが考えられています。
詳しくみていきましょう。
◆夫婦の絆や愛情が信じられない◆
両親の離婚を経験した子供は、夫婦の関係が壊れていく様子を見ています。
永遠の愛を誓って結婚したはずの夫婦の仲に亀裂が入り、離婚していく様子を見ることで、『夫婦の絆なんて信用できない』『永遠の愛なんて存在しない』などと思うことがあるようです。
◆離婚に対するハードルが低くなる◆
女性が離婚をためらう理由に『離婚したら経済的にやっていけない』というのがあるでしょう。
しかし、母子家庭で育った女性の場合、女手一つで子供を育てた母親を見て育ちますから、『離婚してもやっていける』『嫌なら離婚すれば良い』と考えることがあるようです。
◆父親(母親)のイメージが悪くなる◆
母子家庭の場合、母親が子供に父親の悪口を言い続けることで、父親のイメージが悪くなることがあります。
これは、DVやモラハラ、不倫などの離婚理由が父親側にある場合により顕著になります。
また、父親がいない環境で育つことで父親の存在価値を見出せなくなることがあります。
これらは、母子家庭だけでなく父子家庭の場合も同様です。
◆親の離婚は子供にどのような影響を与えるのか◆
親の離婚が子供に及ぼす影響は離婚率が高いだけではありません。
以下で詳しく見ていきましょう。
◆精神的に不安定になりやすい◆
親が離婚すると、『父親(母親)は自分を捨てた。または捨てられるかもしれない』と考え、子供が情緒不安定になったり、自己肯定感を持てなくなる傾向があります。
また、不安を紛らわせるためにギャンブルやアルコール、恋愛などに依存することもあります。
◆自分を大事にできない◆
両親の離婚により自己肯定感を持てなくなると、周りの目を気にして自分を押し殺したり、『自分は何をやっても上手くいかない』と投げやりになることがあります。
◆人やものへの愛情がなくなる◆
両親の離婚によって、人やものへの愛情がなくなることがあります。
愛情は男女間のものだけではありません。
しかし、最も身近な存在である両親が離婚することで、愛情そのものに疑問を抱き、何かを愛することができなくなるようです。
◆離婚が子供へ与える悪影響◆
承認欲求が強くなり恋愛・友人依存になる傾向
不登校・非行など素行が悪くなる可能性も
自己肯定感の低下・罪悪感
環境の変化で頑張りすぎる
成績や社会的地位の低下に繋がる
精神的なトラブルも増加する
子供の思う家庭が別のものに変わってしまう
物や人への愛着を失う
放棄される恐怖を感じる
両親の間の敵意を感じ取り孤独になる
精神病になる可能性が高い
子供が離婚した際の離婚率が約3倍になる
子供の喫煙率も約48%増加
何かしらの依存症になる可能性が高い
老化現象が平均よりも早く訪れる
両親の離婚は少なからず子供に影響を及ぼします。
しかし、我慢して結婚生活を続ければ良いというものでもありません。
『親は親・子供は子供』と考え、あまり気にし過ぎないことも大切です。
離婚を選んだ場合は、子供の態度や言動に気を配り、愛情を注ぐように心がけましょう。
曼荼羅アーティスト Petit Piano