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フラクタルについて

テーマ:コラム

【フラクタル】は、どれほど拡大しても同じ形状を持ち続ける【幾何学模様】のことを指します。

フラクタルは、雲・海岸・雪の結晶・貝殻や人の肺組織など、自然界の様々な場所で観察することができるのです。

数学的なフラクタルの概念が作られたのは、近年のことですが、フラクタルに似たものは、古くから芸術や宗教の世界に度々現れていました。

例えば仏教には【曼荼羅】と呼ばれる絵があります。

【曼荼羅】は世界全体の姿を描いているといわれています。

そして、それは綺麗な【フラクタル構造】を持っているのです。

仏教だけでなく、世界中の様々な美術や建築に、フラクタル構造が見られます。

全体と部分は同じであり、それが繰り返され世界が作られています。

全体と部分は調和し、全体の中に部分があり、部分の中にまた全体があるのです。

近代科学の発展するはるか昔から、人々はそのような美しい調和が、この世界の本質であることを自然と見抜き、表現し続けてきたのではないでしょうか。


曼荼羅アーティスト Petit Piano