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フィボナッチ数列について
テーマ:神聖幾何学模様
植物から宇宙まで、自然界の至る所に影響を及ぼす神秘的な数があります。
その名は【フィボナッチ数列】です。
13世紀イタリアの天才数学者【フィボナッチ】が考え出したこの数列は、【1・1・2・3・5・8・13・21・34・55・……】というふうに続いていく数列です。
直前の2つの数の和が次の数となり、隣り合う数の比は限りなく【黄金比】に近づいていきます。
どんな花であったとしてもその花びらは、3・5・8・13・21枚になっています。
ひまわりの描く螺旋を拡大すれば、その形は銀河系宇宙の螺旋とも重なるといいます。
【フィボナッチ数列】は、生命の根源をも担う神聖な数にも思えてきます。
植物たちは、なにか神秘的な意思が働いたように、この法則に則って成長するのです。
フィボナッチ数そのものだけではなく、フィボナッチ数同士の比率も潜んでいます。
【フィボナッチ数列】に登場する数字の55と89ですが、この比率は【1:1.618】です。
このように【フィボナッチ数列】と【黄金比】は密接に関係しており、自然界にある安定した数値、生物の進化過程の中で導かれた数値がこの黄金比率を作り上げているといえます。
黄金比は人々にとって最も美しい比率と感じるのではないでしょうか。
【黄金長方形】の中に現れる正方形の頂点を、円を描くように繋いでみると、あの有名な【黄金螺旋】が出現します。
フィボナッチ数の螺旋でよく代表されるのが【オウムガイの貝殻】です。
私達が美しく感じるもの、安定していると感じるもの、長く使われているものには、こうした数理的秩序が存在するのです。
自然の世界とデザインの世界、そして数学の世界は繋がっています。
【黄金比】は、それぞれの世界の架け橋となっているようです。
曼荼羅アーティスト Petit Piano