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インナーチャイルドとは

テーマ:コラム

【インナーチャイルド】とは、基本的に『私達の心に住まう傷ついた子ども』のことを指します。

インナーチャイルドは、乳幼児から青年期、つまり0歳〜23歳くらいまでの間に形成されるとされています。

つまり、0歳から23歳くらいの間に私達が体験したこと、感じたことによる傷の象徴が、【インナーチャイルド】です。

私達の心の中に住むこの内なる子どもは、決して一人とは限りません。

時に年齢ごとに何人も存在することがあり、それぞれの傷ついた子どもが私達の愛を求めて、痛みを訴え続けています。

怒り・傷ついた小さな子どもが大人の私達の身体の中で生き続けているのです。

私達はもうこれ以上、苦しみたくなくて、自分なりに少しでも自分を守るために当時の辛かった記憶や経験に触れることをやめていきました。

心の奥深くにパンドラの箱を作って、無意識にその記憶や感情を箱の中に閉じ込めてしまったのです。

その結果、インナーチャイルドは癒されることのないまま、私達に今まで無視され、傷つき続けてきました。

しかし、無視して閉じ込めたところで、インナーチャイルドは消えることはありません。

傷ついたインナーチャイルドをどんなに頑丈に閉じ込めたところで、その子が消えることはないのです。

逆にその傷が故に、私達の注意を引こうとあらゆる方法をとって叫び続けるでしょう。


●インナーチャイルドに必要なものとは●

それは、【愛による傷の癒し】これだけです。

なぜ癒しが大切なのか?といえば、インナーチャイルドの傷が疼き続けている限り、その傷が私達の人生を汚染し続け、心が苦しいままだからです。

インナーチャイルドを癒すことで起こる奇跡には、計り知れないものがあります。


【インナーチャイルドを癒すと起こる奇跡】

○人生に繰り返し起こる苦しみのパターンからの解放

○夢の実現化の加速

○あるがままの自分への愛が深まる

○あるがままの自分で生きるようになり、リラックスできるようになる

○依存症の完治

○長年抱えていた怒り・悲しみからの解放

○現実が好転していく


インナーチャイルドを癒すことは、あなたの人生そのものを大きく変えていく威力を秘めています。

私達一人一人が、インナーチャイルドとキチンと向き合う必要があります。


●インナーチャイルドの傷が生み出す闇●

世界の危険な刑務所の受刑者の方にインタビューをしていくと、そのほとんどが幼い頃から暴力の連鎖の中で生きていました。

中には、苦しみのあまりに自傷がやめれない少年もいました。

再犯率も非常に高いということでした。

結局、暴力・犯罪もまた、インナーチャイルドの叫びであることが多いのです。


機能不全な家庭で育った子どもは、自分が必要としている愛を、両親から受け取ることができません。

一番、愛を求めて、愛を学ぶ時期に親から傷つけられていることも多いのです。

そしてその親もまた、傷を抱えている場合が多いので、彼らの中にもまた、インナーチャイルドが存在しており、まさに負の連鎖です。

それが先祖代々繰り返されていることも少なくありません。


人間の精神的苦痛や依存の源泉を探っていくと、多くの場合、インナーチャイルドの問題にぶち当たります。

私達がそんなインナーチャイルドの存在に目を向け、味方になって愛を注がない限り、インナーチャイルドは痛みを叫び続け、私達の人生に苦しみを撒き散らし汚染していきます。

その結果、インナーチャイルドの傷が病や人生の負のパターンに繋がることもあります。

『病は気から』といった言葉があるように、インナーチャイルドの傷が放置されていた結果、病を引き起こすこともあります。

怒り以外の負の感情も同様に、私達の身体に影響を及ぼし、人生に負のパターンを生み出すこともあります。

インナーチャイルドが生み出す病や、繰り返す苦しみのパターンというのは、あなたの内部が傷ついている、という貴重なサインでしかないからです。

インナーチャイルドの傷は全て、あなたの内側の愛を求めるサインです。

時間の程度差はあれど、癒えない傷は1つもありません。

たとえインナーチャイルドが病気を引き起こしたとしても、その病は私達の視点を内側へと向けさせ、人生の癒しのきっかけとなることは確実です。


曼荼羅アーティスト Petit Piano