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カルト宗教とは

テーマ:コラム

カルトは、元来は『儀礼・祭祀』の意味を表す、批判的なニュアンスを持たない宗教用語であったが、現在では反社会的な集団や組織を指す世俗的な異常めいたイメージがほぼ定着し、犯罪行為をするような反社会的な集団や組織を指して使用されています。

一度入会してしまうと、簡単に抜けられなくなる可能性もあります。

自分の身を守るためにも、必ず確認しておきましょう。


【カルト宗教の定義】

過激で異端な新興宗教であり、カリスマ的な教祖を中心にマインドコントロールにより反社会的な行動を取らせたりする集団がカルト教団といえます。

カルト宗教(新興宗教)は、明治以降に成立した宗教を指すと言われているので、膨大な数になります。

仏教・キリスト教・イスラム教などの有名な宗教(伝統宗教)以外は、ほとんどが当てはまってしまうのです。

カルト宗教は、信者を金銭的に搾取し、私生活を破壊し、限界まで奉仕させます。

そのため、信者は常に屈辱を味わい、自分には価値がないと思い込んでいます。

自分に対して、強い罪の意識を持たせ、人々との罪の意識を操作しながら破壊的カルトとリーダーのために働かせます。

カルト宗教のみならず、人を服従させるためにこれらの手法を使って洗脳していく国家や団体・企業・個人も多く存在します。


【カルト宗教の代表的な団体】

統一教会

創価学会

幸福の科学

顕正会

エホバの証人

アレフ

ひかりの輪

山田らの集団

オウム真理教


【破壊的カルト宗教の見分け方】

『セクトの構成要件10ヶ条』と呼ばれるリスト10項目のうち、1項目でも当てはまればその宗教は破壊的カルト宗教です。


①精神の不安定

②法外の金銭的要求

③住み慣れた生活環境からの断絶

④肉体的保全の損傷

⑤子供の囲い込み

⑥反社会的な説教

⑦公序良俗の錯乱

⑧裁判沙汰の多さ

⑨従来の経済回路からの逸脱

⑩公権力への浸透の試み


【大学で行われている宗教勧誘の特徴】

相手は自分がカルト宗教だということを隠して学生に近づいてくるのが大きな特徴です。

一人でいる時に声をかけてくるのが彼らの手口です。


大学のサークルを装う

コンサート

料理教室

ボランティア活動

アンケート


●大学側も苦慮する問題●

『最近、学内においてカルト団体(違法な勧誘・脅迫・献金強要等を行う)の勧誘にまつわるトラブルが発生しています。勧誘の手口としては、①大学サークルへの勧誘やアンケート調査などと言って声を掛け、②世間話や趣味などの話題から親しくなり、住所や電話番号などの個人情報を聞き出し、③セミナーや合宿に参加するように勧めるという流れで勧誘するケースが多く見られます。』

このような注意喚起は、沢山の大学で行われています。


【家族の一員が破壊的カルトに巻き込まれてしまったら】

①まず焦らない

②確認する

③冷静に話し合う

④社会復帰を急がない


逆に破壊的カルトの思うつぼとなる場合が多くあるため、相談窓口に連絡してアドバイスをもらいましょう。


【身につける努力】

●破壊的カルトのマインドコントロールのメカニズムを知る

●知らない人からの電話や訪問に簡単に応じない

●知らない人に住所や連絡先などを教えない

●自分の価値観を育てる

●自分の個性を大切にする

●自分自身を見失わないようにする


この破壊的カルトの勧誘とマインドコントロールに対しては、否定するための知識と精神力を身につけて下さい。


曼荼羅アーティスト Petit Pianp