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不二一元論とは

テーマ:コラム

非二元は悟りへの順調なプロセスです。

ただ、もう一歩先に、【不二一元論】(本当の悟り・純粋な非二元・純粋な意識・ユニシティ)があります。

真理は、【神は在る。それ以外は何も存在しない】です。

【不二一元論】とは、もともとインドの哲学者シャンカラが開祖の論理です。

【この宇宙世界は幻想で、唯一の実在は神のみである】ということを説く教えです。

『世界と私は一つ(非二元)ではなく、それとは全く関係のないところに、唯一の実在【神】(純粋な意識)がある。

その結果、宇宙世界そのものが幻想であると気づき、唯一の実在【神】(純粋な意識)を見出す…』それこそが真理で在る、というのが【不二一元論】です。

わかりやすく簡単にまとめると、そもそも私も世界も何一つなく、【神】(真の私)だけがある、ということです。


【唯一の実在は神のみ】

この唯一の実在である神は時に、『純粋なる意識』『大いなる存在』『唯一の実在』『真我』…あらゆる呼び方で表されますが、指し示しているものは全て同じです。

だからこそ、【悟り】(不二一元)を見出した人は、この宇宙世界という非常にリアルに思える夢から目覚めた人…【覚者】と呼ばれるのです。

真理は、【純粋な非二元】(純粋な意識・ユニシティ・不二一元論)であり、二元⇄非二元といったように比べる何かは一切ありません。

一切の比較・対象もない境地です。

ここが、非二元との大きな違いです。

【不二一元論】では、存在する全てが【神】(純粋な意識)であり、それ自身をこの世界の現象全体として世界に具現化し、そこに多様性や個性が在る、と説いています。

つまり、地球含めた宇宙世界のあらゆる多様性は、それを投影する【神】(純粋な意識)がなければ、存在することのできない影のようなもの(つまり実在しない)…ということなのです。

世界の全ての比較関係とは全く関係のない、それら両方が欠如したところに、純粋な非二元・ユニシティ(単一性)・不二一元論があるということです。

【不二一元】においては、全ての固定観念が取り払われた先に、完全なる神(純粋な意識)を見出す必要がある、というわけです。

宇宙世界と神両方を選ぶのは不可能であり、それ以外のものは何もない…これが本当の意味での非二元であり、【不二一元論】です。

最終的に人々はこの世界の全てが幻想だと気づき、神そのもの(あなたの内なる神聖さ)を見出していくということです。


曼荼羅アーティスト Petit Piano