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風の時代の生き方
テーマ:コラム
200年あまり続いた【地の時代】が終わり、2020年末から【風の時代】が始まりました。
風の時代とは、占星術でいわれる『風のエレメント』の時代のことです。
ここ数年で『当たり前』と思ってきた暮らしが大きく変化したのも、風の時代の流れと一致することがとても多いのです。
そこで大切になるのが、『風の時代の生き方』です。
【風の時代の生き方のヒント】
●決まった価値観に縛られない●
これまで私達が生きてきた地の時代は、形あるものや見える・触れることができる物質的な価値に重きを置いてきました。
例えば、有名大学や優良企業、組織や学歴、ブランドや資産…どれも物質的な価値です。
物質的な価値を重視していたからこそ、『有名大学に入って大企業に就職し、出世して安定した収入を得て資産を築く』というエリートと呼ばれる人も存在したわけです。
持つことで暮らしを豊かにすることが出来た【地の時代】でした。
持つ人は生きやすく、持たない人は生きにくさを感じていたかもしれません。
しかし、風の時代ではこれまでの物質的な価値が薄れ、見えない価値が重視される時代です。
例えば、価値観が大きく変化しているなと感じるのが【サブスクリプション】(製品やサービスなどの一定期間の利用に対して代金を支払う方式)です。
『持つ』という選択より、『持たない』という選択をする人が増えてきたからこそ成り立つものです。
有形資産を持たないことで、より身軽に生きられる…これこそ風の時代の価値観なのです。
風の時代は、皆が価値があると決めたものを選ぶのではなく、自分が価値があるものだと信じるものを手に入れる時代です。
決まった価値観に縛られる必要はないのです。
●個性や多様性を受け入れる
風の時代は個性や多様性を受け入れることが大切です。
最近では、社会的にも【個の時代】とよく言われるようになり、個人の考え方や個人の価値観など個人が尊重されるようになってきました。
様々な考え方、様々な価値観を持った多様な人達がいるからこそ、『個性』や『多様性』が成り立つのです。
それぞれの個人が選択する多様な生き方を尊重することこそ、風の時代に求められているのです。
●本質を見抜く力を磨く●
そして、一番忘れてはいけないのが、『本質を見抜く』ということです。
風の時代は個人が自由に選択し、個性を武器に多様に生きていくことができる時代です。
また、風のエレメントは『情報』というキーワードも持っていますから、個人が持つ様々な情報が飛び交うことになります。
ここで大切になるのが『真偽を見極める』というより、『本質を見抜く』ということです。
多様な意見や情報が溢れることで、その本質を見抜くことがどんどん難しくなっているように感じます。
しかし、本質とは実際にはとても単純で『欠くことができないもの』です。
本質を見抜くためには『善』『悪』と極端な判断をするのではなく、その物事や情報をあらゆる角度から多面的に捉えて柔軟に見ることが大切です。
極端な判断が一概に悪いというわけではありませんが、誰でもが発信できる時代には極端な判断は非難を生むことに繋がりかねません。
風の時代は、『皆が良いと言っているから』『すごい人が良いと言っているから』と流されていると本質を見抜けずに、翻弄されて疲れてしまうでしょう。
【自分軸】を持ち、柔軟に本質を見抜くことで、自分を尊重して生きていくことができます。
【風の時代を生きやすい人の特徴】
風の時代は、風のような柔軟さを持ちながら、個人として輝くことができる時代です。
しかし、これまでの地の時代とあまりにも価値観が異なるため、『生きにくいのでは?』と感じる方も少なくありません。
●風の時代を生きやすい人の特徴●
自分軸を持っている
古い考えに固執しない
柔軟性がある
個性を発揮できる
周りに感謝できる
見えないものに価値を感じられる
この6つの基本にあるのは、『自分を大切にする』こと、そして『周りを大切にする』ことです。
【風の時代を生きやすくするためには?】
風の時代を生きやすくするためには、風の時代の価値観を受け入れ、柔軟に変わっていくことが大切です。
●地の時代から風の時代への価値観の変化●
組織や会社→『個人やコミュニティ』
物質→『思考や知識・情報』
お金→『信用』
所有→『共有』
縦の繋がり→『横の繋がり』
常識的→『個性的』
他人軸→『自分軸』
古い価値観に固執するのではなく、新しい価値観を受け入れ、自分を大切に生きていくことが求められているのです。
風の時代の価値観によって、私達の生活は今後も大きく変化していきます。
●仕事・お金●
これまでの地の時代では、安定した企業に就職して、安定した収入を得て、安定した生活を築くことがステータスでもありました。
安定した人生を求めるあまりに、『やりがい』や『好き』といった自分自身が心地よいと感じられることを手放しているようにも感じます。
これからの風の時代は、もっと自分自身が求めることにフォーカスして良い時代です。
『好きだから極めたい』『こんな経験を積みたい』と自分で価値があるかを判断し、仕事を選択することができるのです。
現に、副業や複業をして個人で大きな収入を得る人も増えてきました。
自分に必要な情報を取捨選択し、自分の知識や好きを活かしながら生きることができるということです。
ネットワークを活用することで、物理的な制約からも解放され、住む場所や働く場所を自由に選択することもできます。
古い価値観を手放し、『これは自分にとってどんな意味があるのか?』と自分の心に聞いてみて下さい。
『手放すのが怖い』と恐怖を感じるかもしれませんが、自分の心地良い選択をするだけです。
無理に手放す必要もありません。
『こうあるべきだ』という思考から抜け出し、柔軟に考えることで生きやすくなります。
●人間関係●
風の時代の人間関係では、対等な関係性が求められます。
『どっちが偉い』『どっちが凄い』といったマウントを取るような縦社会ではなく、ともに手を取り合う横の繋がりです。
『心地よくない関係性』は、保つことができない時代になるのです。
風の時代は、【自分軸】が大切です。
自分軸は『自分がどうありたいか』『自分はどうしたいのか』を考えて行動することです。
それぞれが自分軸を持ち、ブレない価値観で生きていくと考えれば『心地良くない』と感じるものは身の回りにはなくなります。
時代の変化に合わせ、あなたが一緒にいる人も変化することが考えられます。
自分自身や周りの人を尊重し、あなたが生きやすいコミュニティに居場所を作ることです。
【風の時代を生きやすい星座と生きにくい星座】
●生きやすい星座●
双子座…好奇心旺盛で縛られない生き方を好む
天秤座…フットワークが軽くコミュニティを築くのが得意
水瓶座…自由な発想でオリジナリティを大切にする
もともと風の要素を持った3つの星座は、風の時代の波に乗って自分らしさを発揮しやすいので、生きやすいと言えます。
●生きにくい星座●
牡牛座…安定志向が強いため、変化への不安を感じやすい
乙女座…相手に尽くすことが得意で、人間関係の変化に戸惑う
山羊座…コツコツと努力を重ねて所有したい
地の要素を持った3つの星座は、風の時代の価値観の変化に戸惑い、少し疲れてしまうかもしれません。
地の時代の価値観を手放し、『自分のことを大切にする』という意識と『共有する』という考え方を持って柔軟に対応していきましょう。
風の時代は、より『自分自身を満たす』『今を満喫する』ことができる時代なのです。
まだまだ時代は変化し始めたばかりです。
数十年後には、今では考えられないような暮らしや日常が待っています。
古い価値観を手放し、自分自身を活かすことのできる新しい価値観へとステップアップしていきましょう。
そして、自分軸を持つことで、より自由に生きやすくなります。
曼荼羅アーティスト Petit Piano